3才、はじめてのぬか床作り。
こんにちは、主婦のベータです。
子どもの頃からぬか漬けが大好きだった私が、娘のシータ(3才)とぬか床作りをした話。
もくじ
・ぬか床づくりのきっかけ
・準備したもの
・作り方
・子どもの反応
・まとめ
【ぬか床作りのきっかけ】
私は結婚当初、こんなことを考えていた。
「結婚した年に作ったぬか床」を作り大切に育てよう。そして何年後かの私は子どもに「これはママが結婚した時から続いてるぬか床なんだよ」と伝えよう…!
そんな「#丁寧な暮らし」をしている自分の姿を思い浮かべ、実際に結婚した年にぬか床を作ったのだった。
それから月日が経ち気がついたらぬか床を掻き回す作業をサボり、そしてとある長期休みのぬか床放置により、夢の「#丁寧な暮らし」と共に私のぬか床は旅立った…
やはりガサツでズボラな私にはぬか床は向いていないということで、それ以来ぬかとの仲はずいぶん遠のいていた。
ところが昨日スーパーでぬか床の素を目にして「久々に、ぬか漬けやってみよう…!」と同じ失敗を繰り返しそうな雰囲気をぷんぷん漂わせながらも、シータと2人で一緒にぬか床作りをすること決めた。(全然反省してない)
【準備したもの】
(A)ぬか床の素550g
(A)粗塩65g
(A)水(一度沸騰させて冷ましたもの)600ml
・捨て野菜(我が家はキャベツの芯)
我が家は昆布と唐辛子を切らしてしまっていたため入れなかったが、入れても◎ 唐辛子を入れる場合は種を取る。
容器は、ぬか離れしている時にどこかで見つけたぬか床用のホーロー。
「いつかぬか床やるかも…」この思いが頭をよぎり購入。
「いつか使うのいつかは来ません」というミニマリストからのツッコミどころ満載な理由である。
しかし、いつか使うのいつかは来たのだった…
(絶対にたまたま)
【作り方】
①容器に材料(A)を全て入れて混ぜる
ぬか床の素、粗塩、水を入れて混ぜ混ぜ…
まだサラサラ…
塩も一緒に…
水も入れる…
混ぜているとこんな感じにモソモソしてくる。
少し滑らかになるまで混ぜる。
水が足りなそうな場合や好みで調整したい方は少し水を足しても良い。
子どもと作業を行うと、飛び散らないように気をつけてねと言ったところで、当然それがフリかのようにぬかがその辺に散らばるので要注意。飛び散っても大丈夫な場所でやろう。
そして親子共々、爪は事前に切っておくのがマスト。(流行りのボトムスみたいに言うな)
爪と指の間にぬかが詰まってなかなか洗いきれないと、指先からなんとも言えない香りが漂うことになる。子どもは自分の指先、またはママパパの指先からその何とも言えないの香りを嗅ぐことになる…万が一トラウマになって二度とぬかを掻き回せなくなると困るので、深爪しない程度に爪を整えておいてほしい。(万が一すぎる)
私は個人的に、あの香りが好きなんだけれどもね。指先からのあの香りはそんなに悪くないんだけれども…!(知るか)
②捨て野菜を入れる
お好みの捨て野菜を入れる。
私の大好きだったぬか漬けを作っていた私のおばあちゃんは、野菜以外にパンの耳を入れているときもあった。独特。
③表面を平らにする
表面を平らに整えて、容器の壁などについたぬかを綺麗にして終わり。
④保存して寝かせる
暑い時期は冷蔵庫で寝かせるのが良いらしい。が、私は早く発酵を進めたいので初日は冷蔵庫、翌日は常温で保存した。
本当の夏場は冷蔵庫の野菜室が良さそう…
なかなか場所取るため結構イラついてくるのが玉に瑕。
毎日に朝と夜の2回混ぜるのだが、こんなことすらサボってしまう私は今回また継続できるか今から不安である…(典型的な三日坊主発言)
因みに…長期休みにはぬか床の上に塩を厚めに掛けて、平らにしておくと腐らずに済む。
そして帰宅次第、塩とぬか床の上部分だけ少し取り除き、あとはいつも通り育てればOK。
真夏の長期休みにそのまま放置しておくと、腐る場合があるから気をつけて!!(あんたにだけは言われたくない)
【子どもの反応】
まず我が娘シータの場合は、ぬかを「味噌」だと思っていたらしく、
私「きゅうり漬けて食べようね」と言ったら
シータ「うん、きゅうりぬかに付けて食べようね」と返事が返ってきた。
確かに、ぬかの中に埋めて→出して→洗って食べるという工程は、まずぬかを知らない子どもからしたらなかなか想像つかないだろう。
きゅうりに味噌を付けて食べるのが好きなシータは、ぬかが味噌ではないと知って少し残念そうだった。
作業自体は本当にとても簡単で、分量を測ったりするところ以外作業の殆どをシータが担ってくれた。最初の方のぬか床はサラサラの土遊び、水を加えた後はモソモソ、ベタベタの土遊びのような感覚で楽しそうだった。
ぬか独特の香りもわりと好みだったようで、「なんかいい匂いがする」とか言いながらよくよく混ぜてくれた。
手仕事のお手伝いが出来たことが楽しそうだったし、小さなことかもしれないけれどシータにとってまた一つ新しい経験になったようだ。
まとめ
3才児とのぬか床づくりはとにかく簡単にできるのでおすすめだ。
材料を全部混ぜて寝かせるだけなので、お手伝いできる場面が多く、そして指先の感覚や香りを楽しんだり、ぬかって何なの?ということを肌感で知ることができる。
わざわざぬかを知る必要があるかどうかは別にして…ぬかがどうこうというよりは、新しいことを知ったりチャレンジしてみたり、こんなものがあってそれがどうやって出来ているのか?ということを自らの経験で知れるところが良いのかなと思う。
シータと作ったぬか床で、今年の夏はイロトリドリのぬか漬けを食卓にバンバン並べたいと思う。
我が家のぬかよ、頼むからなるべく末長く生き延びてくれ!!(あんた次第だよ)